2007年 07月 04日
うつくしさの追求
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白金の森では、葉陰からのぞく、かわいい花が咲いています。
このサクラや桃のような可憐な花は、ミヤママタタビの花。
ひかえめに見えてこの花、実は結構目立ちたがりやです。
遠くから見ると、こんな感じ。
葉の色が、白や赤にかわっているのがお分かりになりますか?
この葉が、風にそよぐと、キラキラと光を反射し、とても遠くから目立ちます。
この色変わりした葉も最初は、綺麗な緑です。
花の時期になると、ある葉は全部が白くなり、ある葉は半分ほど白くなる。
そして、緑のままの葉も残ります。
植物にとっては、葉の緑を捨てるということは、たいへんな決心が必要です。
それは、光合成で栄養がつくれないということ。
ダイエットをしてまで、美しさを追求している姿には、ヒトの世界を想像させます。
森で、ちらちらと白く輝くマタタビを見つけたらその下にある花を探してみてください。
ちなみに、猫にまたたび。のマタタビと同じ科ですが、知り合いの方が、
ミヤママタタビの実を猫にやっても、見向きしなかったとか…
一度、実際に試して見たいな。と思っています^^。
by rera-pilika
| 2007-07-04 17:09
| forest